「グッチ」の帰還と新生「ボッテガ・ヴェネタ」を見逃すな

2019-20年秋冬のミラノ・ファッション・ウイークが2月20日に開幕する。25日までの6日間で、公式スケジュールでは約60ブランドがランウエイショーやプレゼンテーションを行う。

今季のミラノの注目は、やはり「グッチ(GUCCI)」。先シーズンは発表の場をパリに移し、その影響もあってミラノのパワーダウンは否めなかったが、絶好調の「グッチ」がミラノに帰ってくる。

新クリエイティブ・ディレクターのダニエル・リー(Daniel Lee)が就任して初のショーとなる「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」も見逃せない。ダニエルはフィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」の出身。ポスト・フィービー市場と呼べる、ひねりの効いた大人の上質な日常着の担い手として期待が高まる。リアルクローズが持ち味のミラノは、同様に大人の日常着を強みとするブランドがそろう。「ジル・サンダー(JIL SANDER)」や「マックスマーラ(MAX MARA)」などにも注目だ。

2年目を迎えた「モンクレール Tシャツ コピー」も、今やすっかりミラノ・ファッション・ウイークの“顔”だ。今季から、新たに「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」のマシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)と、ロンドンの若手有望株、リチャード・クイン(Richard Quinn)を新たなコラボレーターとして招へいしている。

回収した衣料品で作るTシャツに東京ブランドがデザイン そごう・西武が販売

そごう・西武は、使わなくなった服をリサイクルして作ったTシャツに、そごう・西武オリジナルデザインを施し5月7日から販売する。同社のウィメンズの自主編集売り場「キートゥースタイル」や、メンズ自主編集売り場「ブロウケッジ」にブランドを展開する7人のクリエイターが、そごう・西武のためにデザインした。

リサイクル会社の日本環境設計が展開する「BRING Tシャツ(ブリングTシャツ)」と協業する。

参加ブランドは、ウィメンズブランドでミュラー オブ ヨシオ クボ(MULLER OF YOSHIO KUBO)「ミュベール(MUVEIL)」「ロキト(LOKITHO)」、メンズブランドで「メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」「ターク(TAAKK)」ヨシオ クボ(YOSHIO KUBO)「ホス(HOSU)」。元の製品よりも価値の高いものを生み出すアップサイクルの考え方をさらに進め、より細かいリサイクルにより機能性に優れた素材使いとシルエットを実現する「ブリングTシャツ」に、クリエイターがデザインすることで、環境にやさしくおしゃれなTシャツを提案する。

販売店舗は西武池袋本店、同渋谷店、そごう横浜店、同千葉店、同大宮店、西武・そごうのショッピングサイト「e.デパート」。「ブロウケッジ」は西武池袋本店と渋谷店のみ取り扱い。白地のみの展開で、ウィメンズXSサイズ、メンズM、Lサイズ価格は1万円。

「ミュベール」の中山路子デザイナーは、「遅ればせながら1年半ほど前から何かできないか?何か参加できることを探していました。『ミュベール』からはキャッチーな図案を提供しております。洋服を通して会話の1つにつなげていただければと願います」とコメント。「ミュラーオブヨシオクボ」「ヨシオクボ」の久保嘉男デザイナーは、「“サステイナビリティー”に人はもっと耳を傾けるべきだと思います。そのために、より多くの人にCSRということを自分のデザインを通して理解してもらえれば良い機会になると思い参加しました」と語っている。

なお、現在クラウドファンディングサイト「マチヤ」で先行受注を行なっており、白地のほかに「マチヤ」限定でグレー地もそろえる。XS〜Lの4サイズ展開で、価格は1万円(送料別途)。1枚のみでも購入可能だ。

「バルマン」の広告ビジュアルにカーラ・デルヴィーニュがヌードで登場

「バルマン(BALMAIN)」の2019年春夏コレクションの広告ビジュアルに、人気モデルで女優のカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)がヌードで登場した。発表された2つのイメージはいずれもモノクロで、1つはカーラが一人でポーズを取っている姿が全身で写されており、もう1つはオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)「バルマン」クリエイティブ・ディレクターが上半身裸でカーラの後ろに立ち、両腕を上げたカーラの胸を両手で覆っている。撮影はドイツを拠点とする写真家のダン・ベレユ(Dan Beleiu)が担当した。

ルスタンは、「僕たちが子どもだった1990年代に流行していたアルバムのジャケ写をイメージした」と語る。ルスタンは85年、カーラは92年生まれだ。「このキャンペーンでは、黒人もしくは人種が入り混じった肌の色と、白人という異なる肌の色が“再会”している様子を表現している。ヌードで撮影したのは、オーセンティックでありたかったから。基本に立ち返り、ピュアで透明性の高いものにしようと思った」という。

カーラは「バルマン」2019年春夏パリ・コレクションのランウェイにも起用されており、ショーのオープニングを飾っている。ルスタンは、「彼女には素晴らしいカリスマ性があり、誰をも引き付ける強い目力を持っている。どんな服にも負けない存在感があるので、服を着せたくないと思ったんだ。彼女とは以前からの親しい友人だが、この撮影は二人の友情をいっそう深めてくれた」と撮影の意図を説明する。「とても官能的な雰囲気のビジュアルだが、そこにいやらしさは全くない。カーラの力強い視線やボディーラインが全てを語ってくれている」。

カーラが「バルマン」のキャンペーンに登場するのはこれが2回目で、前回は14-15年秋冬だった。今回の広告ビジュアルに続き、今後のプロジェクトにもカーラが起用される可能性があるという。なお、2月には「バルマン」の新旗艦店がパリ・サントノレ通りにオープンする予定。

ヒップホッパー風の「ケアベア」のモチーフ 「ランド バイ ミルクボーイ」のコラボ商品が発売

「ミルクボーイ(MILKBOY)」から派生したジェンダーレス・エイジレスを掲げるブランド「ランド バイ ミルクボーイ(LAND BY MILKBOY)」は、アメリカ発のクマのキャラクター「ケアベア(Care Bears)」とアーティストのアルタ スープ(Aruta Soup)とのコラボレーション商品を2月14日に発売する。

ブランドの2019年春のテーマである“C.A.R.E YOUR OWN BUSINESS(自分のコトだけ考えてろ)”に合わせて、しかめっ面で“不機嫌でいることのバカバカしさ”を教えてくれるキャラクター“グランピーベアー(Grumpy Bear)”をモチーフに採用。チェーンネックレスを身に付けたヒップホップな雰囲気の“グランピーベアー”をアルタ スープが描き、商品にプリントしている。Tシャツやパーカをはじめ、ロンT、ボトムス、トートバッグ、ネックレス、スマートフォンケース、スマートフォンリングなどをそろえる。

コラボ商品のポップアップストアを池袋ピーダッシュパルコ(P’PARCO)1階(2月14〜19日)、広島パルコ本館1階(2月22〜28日)、原宿のミルク本店地下にあるヴィクセン カフェ(3月上旬)の3カ所にオープンする。

モデルでアーティストのmimiがゲストスタッフとして池袋ピーダッシュパルコの店頭に立つ他、池袋と広島でのポップアップストアでは1万5000円以上の購入者に限定トート型ショッパーをプレゼントする。

コラボ商品は上記のポップアップストアの他、「ランド バイ ミルクボーイ」の池袋店、梅田店、札幌店、広島店、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」で取り扱う。

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